{space}竹林
今回の取材中に迷子になり辿りついた場所があります。
山の中に入り
道は細くなり
暗くなり
心細くなってきた時、
突き当たった目の前にその光景はひろがりました。
竹林の中にぽつんと椅子が。
そのあまりの美しさに僕は息をのみました。
足を踏み入れたい衝動を抑え、一旦退散。
帰り際にキャンプ場の看板をみたので、ここはキャンプ場なのだとわかりました。
翌日あらためて連絡をとりました。
電話越しの男性は、僕がみたあの場所は一番人気ですが、空いていればゆっくり撮影してくださいとのこと。
昨日とは違うソワソワした気持ちで到着すると、昨日と変わらない光景。
一歩踏み出した瞬間、竹が作り出す光、音に全身が包まれます。
ここで夜を過ごし、朝を迎えることがどれだけ幸せだろうか。
撮影後、昨日電話で対応してくれたキャンプ場の管理人さんにお話をきくことができました。
男性は以前、ランの販売をしていたそう。
その仕事は、
もうからん
くだらん
つまらん
かったそうです。
そして、最後には
どうにもならん
くなったそうです。
そしてランはやめて、
平成10年から、20年かけて購入した竹林を少しづつ整理していったそう。
キャンプ場としてはずっと落ち着いていたようですが、
最近のキャンプブームの中、人気がでたそう。
なんでも、ある芸人さんもここにぼっちキャンプをしにきたことがあるのだとか。
キャンプブームもひと段落した今、
この竹林に訪れれば存分に自然の声を味わうことができると思います。
男性はこのキャンプ場は5回はこないとわからないことがあると言っていました。
帰り際、なにもないと思っていた竹林の先から、
常連らしきソロキャンパーが飯盒を持って歩いてきた姿を見て、その通りだろうなと感じました。
写真・文 カマダ
※鳥の声が聴こえます。音量にお気をつけください。
グリーンファーム戸田オートキャンプ場